トップを目指す意欲と相応の実績を有し、競技力向上のために新たな技術や手法を導入する活動として、福岡県スポーツ推進基金「令和3年度トップアスリート育成助成金(イノベーション導入助成)」の対象に決定しました。
申請者:西日本工業大学バドミントン部 監督 井上翼(井上研究室)
助成対象者
西日本工業大学バドミントン部
助成対象活動
ICTとAIを活用し、経験論+データサイエンスに基づくエビデンスから選手をより効率的に育成する。
トレーニング期(準備期)・シーズン中(試合期)
・ICT機器を用いて、バイタルサイン・身体的動作に関するセンサ情報・試合データを取得する。選手の強化や勝利につながるデータを抽出することで、新たなトレーニングに活用する。
(①スマートセンシングウェア及び心拍計による生体信号計測・数理統計処理)
(②加速度センサにスイングスピード計測)
(③アイトラッカーによる視野探索)
(④ステップ音からのディフェンス分析)
・試合会場にICT機器を導入し、スコアリングシステムの構築によりリアルタイムのデータを取得する。プレーを分析するアプリを開発することで、試合中のコーチングに活用する。
(⑤アプリによる配球分析)
・試合直前にモチベーションVRを見ることにより、集中力の向上を図る。
(⑥HMD(ヘッドマウントディスプレイ)や脳波計を用いたモチベーション・集中力計測)
オフシーズン(移行期)
・トレーニング期及びシーズン中の試合データも含め、種々のバイタルサインを基に解析を行い、得られたデータからエビデンスを抽出し、トレーニングの方法等を開発・運用する。
(⑦セルフモデリングに基づく反復トレーニング)
目標
2022年度九州学生選手権男子団体2位以上
西日本学生選手権ベスト8以上
全日本学生選手権ベスト16以上
※最終目標:工業大学初の全日本学生制覇
計画期間
令和3年度から令和4年度