トップを目指す意欲と相応の実績を有し、競技力向上のために新たな技術や手法を導入する活動として、福岡県スポーツ推進基金「令和6年度トップアスリート育成助成金(イノベーション導入助成)」の対象に決定しました。

申請者:福岡県セーリング連盟
競 技:セーリング
年 代:全年代

助成対象者

福岡県セーリング連盟



助成対象活動

【具体的な内容】
ドローンカメラとGPSマークを活用したセーラー用教材開発及び展開

【現状分析】
◇導入する背景(課題等):
セーリング競技は水上で行われる競技であり、加えて自然条件に大きくコンディションが左右される。その不安定な環境の中での多くの環境に対応し、競技要素を網羅された教材は日本には多くはない。
そこで、ドローンカメラとGPSマークを活用したセーラー用教材開発及び展開を図り、本県の競技力向上と選手育成に寄与する。

【実証方法・効果】
◇実証方法:
競技要素を先行研究から作成し、その競技要素を微風、中風、強風の各コンディションでドローンカメラにより映像化し、GPSマークを活用し、航跡確認ができるようにする。
◇期待される効果:
これまで、体系化されていなかった動画を用いた教材を展開することで、中長期的に競技力向上と選手育成に貢献する事ができる。
また、成果物作成後は、評価アンケートを選手と指導者へ実施し、評価を行い動画の改善を把握できる。その後、選手の競技力向上のための教材開発を継続的に行える。

◇翌年度以降の見通し:
2025年:評価アンケート及び再生数を確認し需要把握と教材作成の改善を行う。
  2年目ILCA4級・ILCA6級を用いた教材の開発及び展開
2026年:評価アンケート及び再生数を確認し需要把握と教材作成の改善を行う。
  3年目420級・29er級を用いた教材の開発及び展開
2027年:評価アンケート及び再生数を確認し需要把握と教材作成の改善を行う。
  4年目(完成年)470級・SS級を用いた教材の開発及び展開

【最先端・新規性】
◇国内での導入状況:
セーリング競技の要素が体系化された同様の教材は見当たらなかった。

【アイデア】
◇従来の手法や環境との違い:
従来は、波と手ぶれを含む動画であり、見にくいコンテンツだったが、ドローンによる空撮動画とGPSマークを用いた航跡により、見やすいわかりやすい動画展開ができる
 
【汎用性】
 ◇他のチームや競技における利用・応用の可能性
作成された教材をインターネット上に展開することで、いつでも、どこでも、誰とでも利用応用できると考えられる。